こんにちは!
世界遺産検定1級保有、旅好きワーママのゆりこです。
今回は、日本で最初に登録された世界遺産の一つ、白神山地をご紹介します。
「白神山地は何がすごいの?」、「白神山地の見どころは?」と感じていらっしゃる方に、白神山地の魅力をお伝えできればと思います!

この記事を読んで、行ってみたい!と思っていただけたら嬉しいです!
白神山地とは
ここでは白神山地の概要と、世界遺産登録までの経緯をお話します。
概要
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白神山地は、青森県と秋田県にまたがる標高約200~1,243mの山地帯を指しています。
一帯は人の影響をほとんど受けず、東アジアで最大の原生的なブナ属の森林が広く残っていることに価値があるとされています。
多様な森林環境で、天然記念物であるクマゲラなど稀少な鳥類、特別天然記念物のニホンカモシカなど大型の哺乳類といった独自の生態系を持ちます。
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人が立ち入り自然環境へ影響を与えるのを防ぐため、核心地域(※)は指定されたルートと既存の歩道のみ利用可能となっています。

手つかずの広大な自然が残る白神山地は、ジブリ映画「もののけ姫」の舞台のモデルになったそうですよ。
※世界遺産登録地は、核心地域と緩衝地帯の2つのエリアで構成されています。
核心地域 : 生物多様性を保全する区域そのもの
緩衝地帯 : 核心地域の周囲に生物多様性の保全を妨げる活動を制限するエリア
世界遺産登録までの道のり
17世紀後半に白神山地で木材生産のための伐採が始まり、20世紀にはいると高度成長期の木材需要の拡大もあり天然林の伐採が進みました。
伐採した樹木を運び出すなどの目的で青森県と秋田県をつなぐ青秋県境奥地開発林道(青秋林道)の計画が1970年代後半に動き出しますが、白神山地の中央部を縦断する計画に対する反対の声も大きくなります。
次第に日本中を巻き込んだ建設反対運動につながり、林道建設着工から8年後の1990年に建設の中止が決定しました。
自然保護への配慮が一層求められるようになり、1990年に林野庁が一帯を森林生体系保護地域に設定し、1992年には環境庁が自然環境保全地域に指定しました。
1992年に日本が世界遺産条約に批准すると、自然保護活動の象徴でもある白神山地も最初の世界遺産の候補として推薦され、1993年に日本最初の世界遺産のひとつとして登録されました。

白神山地が世界遺産に登録されたのは、一帯の自然環境が損なわれそうになった際に、原生的な森林生態系の保全を求める運動があったからなんですね。
原生的なブナ林にうっとり~ 白神山地の見どころ
ここからは、白神山地を訪れた際の見どころをご紹介します。
世界遺産の径 ブナ林散策道コース
白神山地にはいくつかの登山・散策道がありますが、このコースは世界遺産登録地(緩衝地域)内を歩くことができます!
舗装済みのこのコースは1周約2km、1~2時間程度で手つかずの自然を手軽に楽しめますので、初心者の方にもオススメです。
白神山地は四季の移り変わりがはっきりしていて、春から夏にかけては新緑を楽しめて、秋には一気に紅葉が進み、時期によっても見れる景色が異なるのもポイント!
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ヨーロッパにもブナ林がありますが、白神山地はヨーロッパのブナ林と比較して5-6倍の多様な植生を持っています。
白神山地固有の貴重な森林環境の中を歩くだけで癒されそうですね。
日常生活から離れ、白神山地の散策でリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。
十二湖
世界遺産登録地からは外れてしまいますが、白神山地に来たなら十二湖はぜひ訪問したい場所です。
十二湖は白神山地西部に位置するブナ林に囲まれた山中湖沼群で、江戸時代の宝永元年(1704年)の大地震の山崩れでできたと言われています。
実は湖の数は全体で33あるのですが、十二湖の奥に位置する崩山から見下ろすと12の湖が見られたため、十二湖の名称がつきました。
4-11月に十二湖エリアへ立ち入ることができます。
エリア内で特に訪れたいスポットを以下、ご紹介します。
青池
十二湖の中でも特に有名なのが青池です。
水中に横たわるブナの木々までくっきりと見えるほどに透明で、かつ、深いコバルトブルーの輝きを放っており、息を吞むほどの美しさです・・・!
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なぜ青色なのか諸説ありますが、はっきりとした理由は解明されていないそうです・・・不思議!

自然がつくりだした神秘的な美しい青色を、ぜひこの目で見てみたいです!
沸壺の池
青池と同じく青色の湖面が美しい沸壺の池もオススメ。
こちらの湧き水は青森県の名水にも選ばれています!
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透き通った青色が輝いていますね。
日本キャニオン
十二湖エリア内にある、日本では珍しい凝灰岩の白い岩肌の断壁です。
アメリカのグランドキャニオンを連想させるため、この名前がついています。
こちらは紅葉の時期に訪れると、周囲の木々の彩も映えて綺麗に見ることができます!
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満点の星空
実は白神山地は夜になるときれいな星空が見えることはご存じですか?
十二湖エリアが位置する青森県西津軽郡深浦町は、2000年に全国で最も星空観測い適した地に選定されたことがあり、一帯から星の数々を眺めることができます!
原生林が美しい白神山地から上を見上げれば、美しい星空も見ることができるなんて、素敵ですね。
日中の散策だけでなく、ぜひ近隣の宿泊施設に一泊し、星空観賞も楽しまれてはいかがでしょうか。
原生的な自然環境に癒されに行こう!
以上、日本の世界遺産である白神山地についてご紹介しました。
皆さんにも行ってみたいと思っていただき、旅行計画のご参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました!
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