【はじめに】世界遺産とは?このブログで伝えたいこと

世界遺産とは?

こんにちは!旅好きワーママのゆりこです。

本ブログに足を運んでくださり、ありがとうございます。

このブログでは、世界遺産検定1級保有者の私が世界中の世界遺産をご紹介し、皆さんに行ってみたい!と思ってもらうことを目的に立ち上げました。

でも、「そもそも世界遺産って何?」、「世界遺産の何がすごいの?見どころは?」と思う方も多いのではないでしょうか。

本投稿では、世界遺産について解説するとともに、今後の記事でどんなことをご紹介していくか、お話したいと思います。

ゆりこ
ゆりこ

皆さんに世界遺産の魅力を知ってもらい、「行ってみたい!」と思っていただけたら幸いです。

皆さんも世界遺産という言葉を耳にしたことがあるかと思います。

ここではまず、世界遺産とはいったい何か?をお話します。

概要、始まり

1978年に最初に登録された12の世界遺産のひとつ、アメリカ/イエローストーン国立公園(pixabayより引用)

世界遺産やその始まりについて、日本ユネスコ協会連盟のHPで以下のように紹介されています。

世界遺産とは、地球の生成と人類の歴史によって生み出され、過去から現在へと引き継がれ、そして私たちが未来の世代に引き継いでいくべきかけがえのない宝物です。UNESCOは、世界遺産を”人類共通の遺産”として保護・保全していくための国際的な協力体制を築く国際条約として、1972年第17回UNESCO総会にて「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(通称:世界遺産条約)を採択しました。

日本ユネスコ協会連盟HPより引用

世界遺産を人類共通の遺産として保護し、後世に伝えていくため協力体制を確立することを目的に立ち上げられたのが世界遺産条約です。

ゆりこ
ゆりこ

2024年現在のUNESCO加盟国数:195か国に対し、世界遺産条約の締約国数は196か国。世界遺産条約はUNESCOで最も成功した国際条約のひとつとも言われています。

分類

世界遺産には文化遺産、自然遺産、複合遺産の3つの分類があります。

  1. 文化遺産 : 人類の歴史が生み出した記念物や建造物群、遺跡など
  2. 自然遺産 : 地球の精製や動植物の進化を示す、地形や景観、生態系など
  3. 複合遺産 : 文化遺産と自然遺産、両方の価値を兼ね備えているもの
白漆喰の総塗籠が美しい、世界文化遺産の姫路城(unsplashより引用)
近年環境問題が課題となっている、世界自然遺産のオーストラリア/グレート・バリア・リーフ(unsplashより引用)
断崖絶壁に造られた「空中都市」である世界複合遺産、ペルー/マチュ・ピチュ(pixabayより引用)

登録件数

では、世界中にどれだけの世界遺産が存在するのかというと、2024年現在の登録件数は1,223件で、国別世界遺産登録数の上位20位は以下の通りです。

順位登録件数(件)
1イタリア60
2中国59
3ドイツ54
4フランス53
5スペイン50
6インド43
7メキシコ35
7イギリス35
9ロシア32
10イラン28
11日本26
12アメリカ25
13ブラジル24
14カナダ22
15トルコ21
16オーストラリア20
17ギリシャ19
18ポーランド17
18ポルトガル17
18チェコ17
ゆりこ
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世界遺産条約が欧米主導で進み、加盟国も欧州に集中していたことから、登録件数ランキング上位には欧州諸国がズラリ。現在は登録数の少ない地域の登録を増やそうとする取り組みも行われています。

世界遺産のここがすごい!

続いて、世界遺産がすごい!とされる点やその価値についてお話します。

世界遺産は「顕著な普遍的価値」を持つ

世界遺産がすごい!とされる理由はなんなのでしょうか?

それは、世界遺産が地球生成や人類の歴史の中でできた顕著な普遍的価値を持つものと認められている点にあります。

顕著な普遍的価値とは、国家や文化、民族などという枠組みを超えて、人類にとって、現在だけでなく将来に渡って価値があるもの、とされています。

世界遺産の登録基準

上述した顕著な普遍的価値を有し、世界遺産だと認められるためには10の登録基準のいずれかを満たさなければなりません。

文化遺産の場合は登録基準ⅰ~ⅵのいずれかひとつ以上、自然遺産の場合は同ⅶ~ⅹのいずれかひとつ以上、複合遺産の場合は同ⅰ~ⅵ及び同ⅶ~ⅹのそれぞれひとつ以上が認められる必要があります。

顕著な普遍的価値があり、登録基準を満たしたものだけが世界遺産と認められています。

ゆりこ
ゆりこ

有名な観光名所が必ずしも世界遺産であるとは限りません。

インド・イスラム建築の最高傑作といわれる、インド/タージ・マハル(unsplashより引用)

世界遺産を旅したい!と思う理由

私はこれまで数々の国内・海外旅行を経験してきましたが、いま旅行先で一番やりたいことは世界遺産の訪問です。

そう思う理由を3つご紹介します。

その地域・国の歴史や文化を知る

世界遺産となる遺跡や自然風景などは地球の生成や人類の歴史の中で生み出されたもので、以下のようなことを知ることができます。

  • その遺跡や建築物が造られた背景はなんだったのか?人々や地域にどのような影響をもたらしたのか?
  • その自然風景はどのようにして出来上がったのか?そこに暮らす人々はどのように自然風景を守り共生したのか?

世界遺産を訪れてその地域・国の歴史や文化に触れ、今日の世界情勢へのつながりまで知ることができると考えます。

価値観が広がる

世界遺産を訪れることは、日常生活ではなかなか体感できない、新しい分野に足を踏み入れる機会になります。

実際に現地で本物の世界遺産を見た経験は、自身のなかの新しい価値観としてその後の生活、人生にも影響するでしょう。

とにかく、すごい!

急に曖昧な言い方をしましたが(笑)、顕著な普遍的価値があり世界遺産だと認められた場所は、絶対に「すごい!」と思われるポイントがあるはずです。

同じ人類が作り出したとは思えないほどの、圧倒されるような遺跡や建築物だったり、

何億年という地球生成の過程の中で奇跡的にできた、想像を超える自然風景だったり、

ぜひ世界遺産を自分自身の目で見てみたい!というのが率直な想いです。

ゆりこ
ゆりこ

世界遺産検定の勉強を通じて世界遺産を知れば知るほど、行ってみたい!と思う気持ちが強くなりました!

632年の歳月をかけて完成した、ゴシック建築のドイツ/ケルン大聖堂(unsplashより引用)

お気に入りの世界遺産を見つけよう!

以上、世界遺産の概要や私が訪問したいと思う理由などご紹介してきました。

このブログでは世界中にある世界遺産を取り上げて、その魅力をお伝えし、皆さんにも「世界遺産に行ってみたい!」と思ってもらえる内容にしたいと思っています。

本ブログを通じ、皆さんのお気に入りとなる世界遺産が見つかれば幸いです。

ご覧いただきありがとうございました!

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